2015年10月07日
フードバンク信州設立!
フードバンク信州設立
「もったいない」から「ありがとう」へ
10月7日(水)、長野市若里市民文化ホールにおいてフードバンク信州の設立総会が開かれました。
構成団体は、県生協連、JA長野中央会、県NPOセンター、県労福協など13団体と個人が参加し発足しました。
冒頭フードバンク信州設立代表者の佐藤豊氏は、日本は飽食の時代、グルメ時代を経てきている。
経済は自由競争の結果、豊かさの中の貧困が発生してきた。世の中に埋没して表に出にくい一人親家庭での問題、
子供の貧困問題など社会が取り組まなければならない課題である。
幸い私たちの文化として「もったいない」精神が息づいている。
今日は長野県の食の支援のスタートにしていきたいと挨拶されました。
審議事項として、特定非営利活動法人の設立について、事業計画、活動予算など7つの議案を決定しました。
日本では年間の食料廃棄量は家庭から発生するものを含めて2、800万トンいわれ、このうち規格外品やスーパーなどでの売れ残り、
食べ残し等本来食べられるのに廃棄されている、いわゆる食品ロスは約642万トンあると推計されています。(農林水産省推計)
一人当たり毎日おにぎり1~2個分が捨てられているといわれています。
県労福協もこのような現状を憂いフードバンク信州に参加し「もったいない」から「ありがとう」への活動に参加していくこととしました。
寄贈いただきたい食品については
①包装の印字ミスや外装の破損、季節商品の余剰など食品の品質には問題ないが通常の販売が困難な食品・食材。(食品関係企業などの皆さん)
②お中元やお歳暮で頂いた家庭で消費しきれない食品(個人)
③防災備蓄品の入れ替え品(企業・団体など)などとしています。
これからフードバンク信州のスタートです。
ご協力・ご理解いただく活動を展開していくこととなります。どうか宜しくお願いいたします。