2015年11月30日
県労福協第23回労働者福祉学校開かれる!
「労働団体・事業団体・労福協・NPOなどの連携協同について」
~「ともに運動する主体へ」(行動編)~
県労福協第23回労働者福祉学校開かれる!
11月30日(月)長野市ホテル国際21において“労働団体・事業団体・労福協・NPOなどの
連携協同について”をテーマに第二三回労働者福祉学校が開かれました。
労働団体・事業福祉団体・NPOなど関係諸団体から約80名の参加者で行われ
ました。
冒頭主催者を代表して中山理事長から、「2012年の国際労働組合年の成果を
どう引継ぎ、継続的に協同連携に取り組んでいくかという観点で議論を行なっています。
今日、日本社会の持続可能性がとわれています。非正規労働者が四割に達し、
年収200円以下の層が一、100万人を超える状況です。また、6人にひとりが
子供の貧困問題を抱えているといわれています。そして高齢者世帯の貧困も大きな
課題となっています。このような状況の中で私たちがセーフィティネットとして
どう支援できるのか、していけるのか今日はアクションプランを作ってもらい皆で
力をあわせてより良い方向を創造していただきたい。共助の支援を考えて頂きたい」と
の挨拶がありました。
午前の部は、まずメーンカリキュラムのグループワークの運営の趣旨説明を兼ねて
県労福協理事会内に設けている連携・協同検討委員会の根橋委員長から「個」「組織」
を強固な絆で結び新たな運動の共創へと題して「みらい『あんしん』プラン」の作成
と今後の活用について報告提起を受けました。つづいて外部講師として、㈱V字経営
研究所代表取締役の酒井英之氏から「労働団体・事業団体・労福協・NPOなどの
協同連携について」~ともに運動する主体へ」~と題して基調講演が行なわれました。
労福協が提供すべき場として、自分自身の「安心で楽しい未来」にについてもっと学び、
気づきを得る必要がある人は多数います。そんな人たちのために、労福協は今回の
「みらい『あんしん』プラン」から発展して今後、どんなイベントや勉強会、コンテンツを提供するのがよいか
グループの皆さんとデイスカッションしてよいアイデア出していきましょう。自分の未来図にむけて、自分の何を
変えていけばいいのかに気付き・考え・行動することが大事です。一人で考えずチームで考えて、目標達成の
アクションプランを作成していきましょう。とグループワークの進め方、討議のルールについてもアドバイスをいただきました。
活動事例報告では「たくさんの“よかった”が生まれる参加とネットワーク」と題して、長野県生活協同組合連合会、
専務理事の牛澤高志さんから報告をいただきました。コープながのは組織運営面での実践から地域での「連携協同」について、
今まで組織が縦割りに運営されており課題が浮き彫りに・コープ委員会のなり手がいない・行事や企画のやらされ感・このままではいけない
ということから見直しに着手されてきました。その時のキーーワードは、「生協は組合員のために存在しているのであって、生協のために
組合委員が存在しているのではない」でありました。多くの議論の中から「参加」をより広い意味でとらえ、「利用すること」「声を出すこと」
「組合員同士の語り合い、繋がり」を「参加」ととらえる。と整理をしてきた。との組織の改革の実践について報告がされました。
グループワークは、参加者を12チームに編成し4チ―ムづつ3つのグループに分かれて行いました。
テーマを「みらい『あんしん』プラン」を多くの組合員・働く仲間に伝え共感してもらうにはと設定し、みんなでアイデアを出し合っていただきました。
そして最後に三つのグループから代表してアイデアの発表がありました。
Aグループ 将来のライフイベントについて疑似体験し学んでもらう企画
Bグループ 将来の生活困窮者を発生させないリアル人生すごろく自然体験ツアーの企画
Cグループ 若年層を対象に、将来のサポーターとしての意識づけを行うために様々な交流イベントの企画開催。
などの発表がありました。
終わりに征矢連携・協同事務局長から「本日の基調講演、活動事例報告、グループワークを通じて学んだことを各地域で
実践していきましょう」とまとめられました。