2016年2月20日
第2回労働者自主福祉シンポジウムを開催!
全労金・労済労連・県労福協主催
第2回労働者自主福祉シンポジウムを開催!
2016年2月20日(土)長野市ホテル犀北館にて「第2回労働者自主福祉シンポジウム」を開催し、
県内から約70名が参加しました。
このシンポジウムは、中央労福協が提唱する「労福協の理念2020年ビジョン」の実現に向けて、全国で開催されており、
長野県においても2014年6月に初めて開催されました。
「労福協の理念と2020年ビジョン」とは、2009年に中央労福協結成60周年を迎え労福協の理念を再確認し、
10年先を展望したビジョンであり、「連帯・協同でつくる安心・共生の福祉社会」を目指すものです。
今回は、労働組合と事業団体が「ともに運動する主体」として労働者自主福祉活動の必要性を改めて認識し、
今後も活発に運動を続けることで、これまで以上に社会と密接な関係を築くことの重要性を伝えるため、
第2回として開催することとなりました。
長野労金労組の松井執行委員長による「本シンポジウム開催にあたってのキーワードは『継承』である。
諸先輩方が行ってきた活動を学ぶことで今後の活動の糧としたい。」との開会宣言に始まり、主催者を代表し
県労福協の中山千弘理事長より「『今だけ、金だけ、自分だけ』と刹那的な思考が蔓延しているが、
そういった思考では本当に苦しんでいる人がいることに気づくこともできず、自分には関係無いと言って
現実に起こっている問題を遠ざけてしまう。
私たちは連帯・協同によって、お金より重要な『お互いの助け合い』を今後も行っていこう。」との挨拶を行いました。
その後、第1部の講演では、
「労働者自主福祉運動の活性化に向けて~次代を担う役員・組合員に寄せる期待~」をテーマに、
連合総研理事長・連合顧問・中央労福協顧問の古賀伸明氏よりご講演をいただきました。
講演では「異質から学ぶ、自分とは違う分野から学ぶことの重要性」
「コミュニケーションと社会、組織の関係」
「『覚悟』と『情熱』だけでは人・組織は動かない。そこには、『信頼』と『共感』が必要である」等のお話をいただきました。
また参加者からの「少子高齢化の中で労働組合が果たすべき役割は何か」という質問に対しては、
「これからの時代は年齢・性別を問わずすべての人が社会に参画することがより重要となる。労働組合の原点に立ち戻り、
団結して発信力を高めることにより、社会運動の中核となることが求められる。」とのご回答をいただきました。
第2部では、10班に分かれグループワークを行いました。〇☓クイズを通して、時事問題や労働組合関連法、
福祉事業団体である労金・全労済・生協連・住宅生協の制度等について学習しました。
最後に、全労済労組長野支部の宇治川支部長から今回のキーワードである「継承」について、学び経験したことを
次の世代へ繋げる重要性を伝え、全体で共有し、本シンポジウムは閉会しました。