活動報告

2013年6月06日

2013年度中央労福協全国研究集会ひらかれる


2013年度中央労福協全国研究集会ひらかれる     

 
 中央労福協主催の全国研究集会が6月6日(木)、7日(金)の日程で高知市において「協同組合と労働組合の連携で共助の輪を拡げよう」と題して開催されました。
 冒頭、中央労福協を代表して山本幸司副会長より「依然として日本社会は格差の増大が進んでいる。
円相場、株価の乱高下を毎日報道するマスコミの姿勢も問題いがある。
いまこそ労働組合と、協同組合、それをささえる政治勢力が連携してはじめて成果をなしえる」とあいさつがありました。引き続き高知県労福協、間嶋祐一会長、高知県副知事、岩城孝章氏からそれぞれ歓迎のあいさつを受けました。

 

 一日目は日本の労働組合運動、生活協同組合運動の源である「賀川豊彦氏の理念から学ぶこと」と題して鳴門市賀川豊彦記念館館長、田辺健二氏の講演と、ICA(国際協同組合同盟)の2020年チャレンジ日生協の展望と題して日本生活協同組合連合会、執行役員、青竹豊氏の特別講演を受けました。

 

 二日目は、ライフサポートセンター友の会運営紹介として、静岡県労働者福祉協議会事務局長の八木衛氏の特別報告がありました。そして、研究集会のメイン「協同協同組合・労働組合の具体的な連携に向けて」と題してパネル・ディツカッションがおこなわれました。パネラーは連合副事務局長・木村裕士、労金協会副理事長・田中秀和、全労済常務執行役員・阿久津正行、日生協執行役員・青田豊、労協連専務理事・古村伸宏、全労金執行委員長・石田輝正の各氏です。
 2012国際協同組合年を契機に共助組織を再認識し知名度を高め、役割の発揮。労福協2020ビジョンの具体化と位置付ける。協同組合組織、労働組合をめぐる大きな環境・構造変化。すなわち労働組合の組織率の低下・非正規労働者の増大。超高齢化社会、労働人口の減少貧困・格差の拡大。協同組合、労働組合も相互扶助の基盤が縮小しているのではないか。などの視点を狙いとして、各団体の現状認識、各団体はどのように取り組むか、労働組合、他の協同組合に対する期待、要望などが討論の柱でありました。

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